<< 連載1 脚本の大切さ、重要性を小松愛はこう考える | main | 連載3 これまで脚本とどう付き合ってきたか(中学演劇部〜高校演劇部) >>

連載2 小松愛が魅力を感じる脚本、出演したくなる脚本とは?


【座付き作家からの質問】


  「オファーがあった時は、必ず脚本を読んでから出演するか否かを決める」──、役
 者・小松愛の変わらぬ主張です。それはつまり、表現者として作品に責任を負おうとす
 る決意表明であり、とても誠実な態度だと私は感じています。


  では、そんな小松愛が、「こういう作品だったら出演したい」と感じる脚本はどのよう
 なものなのでしょうか?


***   ***   ***   ***   ***   ***   ***  


【小松愛の回答】


 私が面白いと感じるのは、テーマがあって共感できる、または新しい価値観を与えてくれる、魅力的なキャラクターがいる、エンターテイメント性が高い、というような要素を含んだ作品です。


 社会派でもファンタジーでも、ジャンルに対しての強い拘りはないのですが、こういう要素がきちんと入っている作品に出演できたら素敵です。
 

 テーマやメッセージは要らないという考え方もあるようですが、私にとっては脚本を読んで、何を訴えたい作品なのか、きちんと分かって共感できるかというのが特に大事なことです。私はかなり単純なので、主人公がメッセージを発していて、それを応援したくなるような作品が特に好きみたいです。
 
 
 なので、難解で何を表現したいのか分からないとか、ストーリーが凡庸、単調、矛盾があるといった脚本には魅力を感じません。出演したくなる脚本という質問からは、少しそれてしまうかもしれませんが、漫画や小説が原作の作品を舞台や映画にする場合は、映像や舞台でこそ表現する意味や価値を持てる作品であってほしいです。


***   ***   ***   ***   ***   ***   ***  


【座付き作家からのコメント】


なるほど、よくわかりました。
確かなメッセージ性があり、それを物語るキャラクターたちが求心力に溢れていて、一瞬たりとも観る者を飽きさせない脚本──、自分も作家としてそういう作品を目指したいです。