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著作権へのリスペクト(6)〜ネット関連で気になること〜


前回、無断動画配信問題について私見を述べさせてもらいましたが、インターネットに関することで、もうひとつ気になっていることがあります。


世の中で話題になっているブログを拝読すると、さすがに人気を博することだけのことはあり、執筆者(管理者)の独創性溢れる文章表現に感銘を受けうることも多々あります。

浅学な私などでは思いもつかない社会批評や哲学的思索がユーモアたっぷりの分りやすい文章で綴られているブログなどに出会うと、その時点でパソコンの釘付けとなってしまいますし、大いに刺激を受けるものです。


しかし、そういうブログが存在する反面、芸能人の写真ばかりを載せているブロガーもいます。
管理者に確認を取っていないので、断言はできませんが、恐らくそれらの画像は無断転載されたものでしょう。
有名人(芸能人やニュースキャスター、スポーツ選手)の写真を雑誌やインターネットから勝手に切り取ってきて、自身のブログに転載することは、問題のある行為だと私は思います。


アイドルの写真がアイドル雑誌に掲載されるのは、その人がその雑誌に出ようと選択したからであって、見ず知らずのブログに写真を載せて貰うためではありません。
いくらそのアイドルのファンだからといって、本人の意向も確認せず、勝手にその人の写真を使用しているブログに対しては、何か釈然としないものを感じてしまうのは私だけでしょうか。


この問題は著作権というより肖像権に関わることですし、(条文ではなく、判例で認められている権利という点で)肖像権については法的な解釈も難しいのでしょうが、どちらにせよ、「本人の意向を確認せずに、勝手にやってしまう」ことに私は異を唱えたいのです。


「小松は神経質過ぎる。そのアイドルだって宣伝になると、喜んでいるのでは?」という助言があることは百も承知だし、実際に喜んでいるアイドルもいるとは思います。


ただ、(私はアイドルでないし、人気者でもないので、このようなことを書くと失笑されるかもしれませんが)少なくとも自分であれば、どこかのブログで自分の写真が勝手にアップされているのを見つけたら、不快に思うし、苦情を申し立てると思います。


「それでも構わない」と思う人と、「それは嫌だ」という二派に分かれるのであれば、まず「嫌だ」と思う人の立場を守ることを原則としてもらいたいです。

その上で、「それでも構わない」という意向を表明している人たちの写真だけはブログ上で使えるようにすればよいのではないでしょうか。
それが一番ロジカルでフェアなオペレーションだと私は考えています。